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 柔らかく水を多く含んだ試料の形態や微細構造を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察する場合、試料を変形させずに乾燥する必要があります。乾燥は、四酸化オスミウムなどの危険な薬品を使用した化学固定を行ってから水分をアルコールなどの有機溶媒に置換し、t-ブチルアルコール凍結乾燥装置または高圧ガスを使用した臨界点乾燥装置を使用するのが一般的でした。両方法とも完成までに1~2日を要します。
 弊社の開発した氷の中に試料を閉じ込めて真空乾燥する新しいSEM試料作製装置「水凍結乾燥装置」は従来化学固定が必要であった多くの試料で化学固定を省略できるようになりました。また、従来法で四酸化オスミウム固定なしでは変形してしまう試料でも弱い固定で済む場合が多いので、より安全簡便な試料作製が可能となりました。また、作製時間も化学固定なしの場合、1~2時間程度と大幅に短縮されました。さらに、水凍結乾燥法を応用した水凍結割断は、試料の狙った位置の断面試料を簡単に作製することが可能なので、微小生物の内部構造や食性調査などの研究への応用が期待されています。

トピックス

  • 従来の水凍結乾燥装置をコストダウンしたFD-6510を開発しました。
  • 水凍結割断の割断位置精度を向上しました。

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2015年5月5日
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